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テスト自動化のメリットとは?現場の声から学ぶ成功事例

こんにちは!ポールトゥウィンオウンドメディアチームです。

近年、テスト自動化※はますます一般的になり、ソフトウェア開発のテスト工程において、多くの企業が自動化を検討しています。テスト自動化は、手動テストでは避けられない人為的なエラーを排除し、システム内での正確なテストを確保することが求められます。
今回は、テスト自動化がビジネスにもたらすメリットについて、当社のQAエンジニアであるHさんにインタビューしました。

※テスト自動化…テスト自動化は、手動で行うテストをツールやフレームワークを活用して自動的に実行する手法です。手動テストは反復作業が多く、時間と労力がかかり、ヒューマンエラーのリスクも存在します。一方で、テスト自動化を行うとツールやフレームワークを利用して、リグレッションテストや重複作業を効率的に実行することができます。これにより、迅速なソフトウェア開発サイクルと一貫した品質確保が可能になります。


テスト自動化の導入背景と実行戦略

現在参画しているプロジェクトについて教えてください。

私は、官公庁で使用される内部システムの品質管理部門で、第三者検証チームに参画しています。このプロジェクトでは、テストの設計から実施、分析までを継続的に行い、その中でテスト自動化を積極的に活用しています。私を含む6人体制のチームは、テスト実施が主な業務で、私はチームリーダーとして、案件全体の管理を担当しています。

現在のプロジェクトでテスト自動化を導入したきっかけは何ですか?

現在のプロジェクトでは、業務プロセスの効率向上を図る一環として、テスト自動化を導入しました。従来の手動テストでは時間と労力がかかっていた部分もあり、テスト自動化を導入することで、より効率的なテスト実行が可能になりました。

テスト自動化の実行頻度やタイミングについて教えてください。
またスクリプトのメンテナンスはどのように行っていますか?

テストスイートは毎日複数回実行しています。毎日実行することにより、品質を継続的に確認することができ、特にシステムやアプリケーションの変更が頻繁に行われる環境では、変更による影響を早急に検出し、迅速に対処する必要がありので、毎日の実行が不可欠です。スクリプトのメンテナンスでは、変更があった場合は速やかに対応し、関連するテストスクリプトを更新し、一連の作業や流れを確実に実行しながら、システムの変更に柔軟に対応しています。




テスト自動化でヒューマンエラーのリスクを軽減

テスト自動化にはどのようなメリットがあると思いますか?

テスト自動化は、人間が起こすミスや見落としなどのヒューマンエラーを排除することができるため、正確なテストを実行できます。手動テストでは、作業者のミスや集中力の低下、疲労などが原因でエラーが生じる可能性がありますが、テスト自動化ではコンピューターが正確に指示に従ってテストを実行するため、これらのリスクを大幅に軽減することができます。その結果、システムの品質向上やバグの早期発見が実現します。

テスト自動化が適していると特に感じる場面はありますか?

特にリグレッションテストにおいて効果的ですね。リグレッションテストは、ソフトウェアの変更や修正があった際に、既存の機能や動作に影響がないかを確認するテストです。実際にリグレッションテストでテストの自動化を行っていますが、変更があった部分だけでなく、関連する他の部分も含めてテストを繰り返し実行することが容易になり、テスト実行時間が大幅に短縮されました。新たな変更が既存の機能に影響を与えていないかを効率的に確認できるようになったので開発サイクル全体のスピードが向上しました。


テスト自動化のメリットとデメリット 効果的な導入と活用

テスト自動化によるデメリットはありますか?

デメリットはテストスクリプトの作成やメンテナンスが必要な点[富香1] [須賀2] です。テストケースを自動で実行するためにはスクリプトを作成しなければなりませんし、アプリケーションに変更があった場合、スクリプトを変更する必要があります。

しかし、これらのデメリットを上回るほどにテスト自動化には多くのメリットがあります。テスト自動化によって、テストの繰り返し実行や大規模なテストスイートの実行を効率化することができる点や、テスト自動化によって人為的なエラーを排除し、テストの正確性と信頼性を向上させる点など、利点と効果は大きく、多くの組織がテスト自動化を採用しています。

テスト自動化が適さないケースはありますか?

自動化が適さないケースとして、手順が複雑な場合や機能的に安定しない箇所のテストが挙げられます。

手順が複雑な場合は、テストスクリプトの作成時にその手順を正確に再現することが難しく、それに伴いテストスクリプトの作成やメンテナンスに時間がかかります。

機能的に安定しない箇所のテストは、テストスクリプトが正常に実行されない可能性があり、結果の信頼性が低下するため、これに対処するために複雑なテストスクリプトの作成やメンテナンスが必要になることから手動での検証が適している場合があります。

これらのケースに限らず適切な場面で手動テストを実施することで、テスターは自身の経験や洞察力を活かして柔軟にテストケースを変更し、効率的にテストを実行します。
テスト自動化と手動テストの組み合わせと協力体制

テスト自動化と手動テストをどのくらいの割合で組み合わせていますか?

プロジェクトの性質や要件によって異なりますが、現在のプロジェクトでは、1:9から2:8くらいの割合ですね。自動化できるテストケースと手動で行うべきテストケースをバランスよく柔軟に組み合わせ、効率的なテストを実現しています。


テスト自動化が難しい場合、手動テストをどのように利用していますか?

テスト自動化が難しいと判断した場合、手動テストを実施しますが、この際、手動テストのテストケースやシナリオを慎重に検討し、適切なカバレッジ(網羅率)を確保しています。テスト自動化が難しいケースでも、手動テストのプロセスと手法を改善し、リグレッションテストや品質管理を定期的に強化することで、不具合を早期に検知し、ソフトウェアの品質向上に努めています。

テスト自動化において開発チームや他の関係者とどのように協力していますか?

日常的に開発チームと密な連携を取り、柔軟なアプローチや知識の共有をしています。特に、テスト自動化で得たテスト結果や品質の指標を定期的に開発チームや関係者に共有することで、品質向上に寄与していると感じています。テスト自動化は、単なるQAチームのツールに留まらず、組織全体が協力し合い、連携する必要がある取り組みと考えています。


テスト自動化の利活用とAI技術

テスト自動化において今後改善したい点や新たな取り組みについて教えてください。

いくつかありますが、まずは自動化できる割合を増やしていきたいですね。これには、手動で行っているテストケースやプロセスを定期的に見直し、自動化が可能な部分を特定していく作業が必要です。特に、繰り返し実行される単純なテストケースやタスクは自動化の対象となりやすく、これらを自動化することで効率性を向上させることができます。
また、新しい手法や技術の導入も検討しています。例えば、AIを活用してテストケースの選択や実行を自動化することで、より効率的なテストを実現できると考えています。AIを活用することで、テストケースの優先順位付けやテスト結果の解析、不具合の特定などが自動化され、テストチームの作業負荷を軽減させることが期待できます。


まとめ

テスト自動化は開発プロセスの効率向上や品質向上に寄与する重要な技術です。テスト自動化は手動テストとの組み合わせや、新たな技術を導入することで、ビジネスプロセスが発展し、効果的に活用できます。
当社はソフトウェアテストおよび第三者検証の専門会社として、豊富なナレッジと経験によりソフトウェアのセキュリティ、性能、品質を確保します。
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