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受け入れテスト(UAT)とは?システムテストとの違い、実施のポイントを解説!

こんにちは!ポールトゥウィンオウンドメディアチームです。

「受け入れテスト(UAT)を適切に実施するためのリソースとノウハウが不足している・・」
「受け入れ基準が不明確で、要件を満たしているか不安・・」

このようなお悩みありませんか?
ソフトウェア開発において、受け入れテスト(UAT)は非常に重要な役割を果たします。プロジェクトがユーザーの要件を満たしているかどうかを確認し、最終的な製品・サービスの品質を保証するためのテストプロセスです。

この記事では、受け入れテスト(UAT)の基本的な概念から、システムテストとの違い、実施する際に押さえるべきポイント、そして効果的な実施方法について解説していきます。


目次[非表示]

  1. 1.受け入れテスト(UAT)とは何か?目的と重要性
  2. 2.受け入れテスト(UAT)とシステムテストの違い
  3. 3. 受け入れテスト(UAT)実施時に押さえるべきポイント
    1. 3.1.優先順位付け
    2. 3.2.連携するシステムの挙動
    3. 3.3.実環境でのテスト
  4. 4.効果的な受け入れテスト(UAT)を実施するための実践的なヒント
    1. 4.1.受け入れテストの目的とプロセスの理解
    2. 4.2.テスト計画の策定
    3. 4.3.テストケースとテストデータの準備
    4. 4.4.結果の分析と改善点の特定
  5. 5.まとめ


受け入れテスト(UAT)とは何か?目的と重要性

受け入れテストは、通常、製品やサービスがリリースされる直前の段階で行われ、開発したソフトウェアが実際のユーザーの要件や期待に合っているかどうかを確認するテストです。

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受け入れテストの目的は、ユーザーがシステムを受け入れ、満足して使用できるかを確認することであり、製品やサービスの品質を保証するために不可欠な工程です。受け入れテストを行うことで、開発者が見落としてしまったユーザーの視点や要件を捉えることができ、製品の品質向上につながります。その結果、ユーザーが満足する製品を提供することができ、プロジェクトの成功に貢献します。



受け入れテスト(UAT)とシステムテストの違い

システムテストは、ソフトウェアやシステム全体が要件を満たしているかどうかを確認するためのテストであり、通常、開発フェーズの最後に行われます。システムテストでは、ソフトウェアやシステムの機能やパフォーマンスが、ユーザーの期待やプロジェクトの要件に従っているかどうかをテストします。
一方、受け入れテストは実際のユーザーがシステムを使用して、ニーズや要件に合致しているかテストし、自分の業務に必要な機能が適切に動作するかどうかを確認します。受け入れテストは、本番環境で行われることが一般的であり、ユーザーがソフトウェアを使用して、実際の業務プロセスやシナリオでテストします。
 
受け入れテストとシステムテストは、異なる観点でソフトウェアの品質を確認します。システムテストは、開発段階での機能や性能の確認を行うのに対し、受け入れテストはユーザーの視点からユーザーや顧客がシステムを満足して使用できるレベルであるかを検証します。以下にそれぞれの詳しい違いについて紹介します。



受け入れテスト(UAT)

システムテスト(ST)

目的

開発されたソフトウェアやシステム全体が要件を満たし、品質基準を満たしているかどうかを確認する。システム全体の機能や品質を網羅的にテストする。

ユーザーや顧客がソフトウェアやシステムの期待を満たし、受け入れるための準備が整っているかどうかを確認する。

視点

ユーザー

開発者

テスト環境

本番環境

本番と同等のテスト環境



 受け入れテスト(UAT)実施時に押さえるべきポイント

受け入れテストを実施する際には、いくつかのポイントに留意することが必要です。これらのポイントを適切に実施することで、受け入れテストの効果を最大限に引き出すことができます。


優先順位付け

まず、ビジネス上の要件やユーザーのニーズに基づいて、テストケースやテスト項目を優先順位付けします。これにより、限られた時間やリソースの中で重要な機能や要件が優先的にテストされ、重大な問題が早期に発見されることが期待されます。さらに、優先順位付けを行うことで、テストの範囲や網羅性を調整し、効率的なテストの実施が可能となります。


連携するシステムの挙動

開発したソフトウェアの連携先となるDBやAPI、外部サービスなどとの相互作用やデータのやり取りをテストすることが必要です。連携が正常に機能しない場合、システム全体のパフォーマンスや機能性に影響を及ぼす可能性があります。そのため、受け入れテストでは連携システムとのインターフェースや挙動の確認が欠かせません。また連携システムの仕様変更やアップデートがある場合には、それらの影響も適切にテストする必要があります。


実環境でのテスト

受け入れテストでは、システムが実際の運用環境で期待どおりに機能するかの確認が必要です。実際の環境では、ネットワークやセキュリティの設定、ハードウェアの性能などが影響を与える可能性があります。したがって、受け入れテストでは実環境でのテストを行い、システムの安定性やパフォーマンスを確認することが重要です。また、実環境でのテストを通じて、システムが予想外の問題や障害にどのように対処するかを確認し、運用時のリスクを最小限に抑えることができます。


効果的な受け入れテスト(UAT)を実施するための実践的なヒント

受け入れテストを効果的に実施するためには、いくつかの実践的なヒントがあります。


受け入れテストの目的とプロセスの理解

受け入れテストを実施する人は、受け入れテストの目的やプロセスについて十分に理解しておく必要があります。受け入れテストの目的は、システムがユーザーの要件や期待を満たしているかどうかを検証することです。受け入れテストのプロセスには、テスト実施、結果の分析、フィードバックの提供などが含まれます。また、受け入れテストがシステムの品質をユーザー視点で最終的に検証することも理解しておく必要があります。


テスト計画の策定

受け入れテストを効果的に実施するためには、適切なテスト計画を事前に策定することが不可欠です。テスト計画には、受け入れテストの目的やスコープ、実施スケジュール、関与するステークホルダーの役割などが含まれます。また、テスト計画には具体的なスケジュールやリソースの確保も含めて検討することが大切です。適切なテスト計画を策定することで、受け入れテストの実施プロセスをスムーズに進めることができます。


テストケースとテストデータの準備

受け入れテストを実施する際には、適切なテストケースやテストデータを準備することが重要です。テストケースは、受け入れテストの目的や要件をカバーするように選定し、具体的なテストシナリオを明確に定義する必要があります。また、テストデータは、実際の業務状況を模擬するために適切に準備する必要があります。


結果の分析と改善点の特定

受け入れテストの結果を適切に分析し、問題点や改善点を特定することが重要です。テスト結果やユーザーからのフィードバックを通じて、特に重要な問題や改善すべき点を優先して取り組むことで、品質向上に繋がる改善点を見つけ出します。
 
これらの実践的な取り組みにより、効果的な受け入れテストの実施が可能となり、ソフトウェアの品質向上に貢献します。受け入れテストを通じて得られた知見や改善点をプロジェクト全体に反映させることで、より良い製品を作ることができます。


まとめ

受け入れテストは、システムがユーザーの要件や期待を満たしているかを検証するテストです。受け入れテストを実施する際には、適切なテスト計画の策定や準備、受け入れテストの目的とプロセスの理解、そして結果の分析と改善点の特定が重要です。受け入れテストを効果的に実施するために、これらのポイントを適切に押さえることで製品の品質が向上し、ユーザー満足度が高まることが期待されます。

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