ファベックス2025出展レポート　PTWが見た業界の課題と可能性

ファベックス2025は、業務用食品・飲料・包装資材・厨房機器・ITサービスなど、「食」に関わる幅広い事業者が出展する専門展示会です。今年の会期では、3日間で5万人以上が来場し、東京ビッグサイトの会場は連日、多くの来場者の熱気に包まれました。

出展企業には、惣菜・弁当・冷凍食品を扱う食品メーカー、容器・包装資材会社、厨房機器メーカー、ベーカリー、商社・卸、そしてITや業務支援サービスを提供する企業などが参加。「食」に関わる製造・流通・販売・運営支援まで、あらゆる分野の企業が一堂に集まっていたのが印象的です。

来場者も、中食・外食・給食・飲料・ベーカリー・カフェ関係者、仕入れ担当バイヤー、店舗経営者、新規事業担当者など多様で、情報収集や新規商談、課題解決のヒントを求める熱意に満ちた方々が数多く来場。実際の導入を見据えた前向きなやりとりが会場中で交わされていました。

【イベント概要】
名称：第28回ファベックス2025（FABEX東京2025）
会期：2025年4月15日（火）～17日（木）　10：00～17：00　　　　　　　　
会場：東京ビッグサイト
主催：日本食糧新聞社

今回の出展では、以下のようなソリューションをご紹介しました。

※PTWでは、「外食未来☆支援プロジェクト」と称し、外食産業の持続可能な成長を支えるこれらのソリューションを総合的に提供し、業界の未来を切り拓くことを目指しています

ファベックスの会場では、来場者の皆さまと直接お話しする中で、飲食業界が抱える課題のリアルな姿に触れることができました。ITの導入やシステム運用の負担、人手不足、SNS時代ならではの炎上リスクなど、課題の内容は企業によってさまざまですが、「業務をより安定的に、効率よく進めていきたい」という共通の思いが強く感じられました。

今回の展示では、以前の「居酒屋JAPAN」で多く見られた店長や現場スタッフといった来場者とは異なり、工場や拠点を持つ企業の経営層や人事担当者など、組織として人材戦略に取り組む方々が多く訪れていたのが印象的でした。より広い視点で課題を捉え、現実的な解決策を模索する姿勢が随所に感じられました。

中でも注目されたのが、外国人採用への関心の高さです。実際に採用を進めている企業の方も複数おり、「Stepjob」への具体的な相談や、制度・定着支援に関する質問が多く寄せられました。当社のサービスに対する期待と、現場でのニーズの高まりを改めて実感した場面でした。

こうした現場の声にしっかりと耳を傾け、企業ごとの状況や課題を丁寧に整理しながら、最適な支援の形をともに考えていくこと。そのプロセスこそが、私たちPTWの果たすべき重要な役割だと考えています。

今回のファベックス2025出展は、当社にとって非常に実りある機会となりました。まだポールトゥウィンを知らなかった方々にもブースにお越しいただき、飲食業界に関わる皆さまと直接お話しする中で、現場のリアルな課題やニーズに触れることができました。

会場で寄せられた声や具体的な相談内容は、今後のサービス向上や新たな提案づくりに活かしていきたいと考えています。飲食業界が抱える多様な課題に対し、どのような支援が必要とされているのかを探りながら、より現場に根差したサポートを提供してまいります。

これからもPTWは、企業のよきパートナーとして課題解決に寄り添い、信頼と価値を積み重ねながら、業界の未来づくりに貢献してまいります。