飲食店の省人化を支えるシステム開発、増える機能と検証負担
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シニアマネージャー様開発部の統括として、システムの開発から検証までを管理しています。
リーダー様開発部にて、新機能の仕様作成や動作確認を担当しています。また、様々なクライアントに対応し、業態ごとのオペレーションに合わせた機能追加やカスタマイズを行うため、開発の方向性を見極め、社内外で調整対応などを担当しております。
シニアマネージャー様お寿司屋や焼肉店を中心に、自動化を積極的に進める業態が増えている印象です。特にチェーン展開している飲食店では、省人化のニーズが高まり、限られた人員で店舗を運営するためのシステム導入が急務となっています。 開発においては、店舗スタッフの方々が直感的に操作できるよう、UI/UXの工夫を重視しています。例えば年配の従業員が多い店舗では、文字の視認性やタッチパネルの操作感など、細かい部分に配慮する必要があります。また、飲食店では外国人スタッフの割合が高いことも多く頻繁な人員の入れ替わりがあるため、誰でも簡単に使えるシステムが求められています。さらに、セルフレジやセルフオーダーの導入が進んでおり、従業員のサポートがなくても、お客様が迷わず操作できる設計が重要になっています。
シニアマネージャー様今までは社内で検証を行っていましたが、開発案件の増加や規模の拡大に伴い、現状の人員体制では十分な検証が難しくなっていました。専任の担当者がいなかったため、開発の合間を縫って検証を行う形になり、十分に集中できず、バグの発見にも限界がありました。 特に新規の開発プロジェクトや機能追加が重なる時期には、開発と並行して検証を行う必要があり、十分な検証作業ができないことが多かったです。仮に残業で対応しようとしても、長時間労働が続けば集中力が低下し、作業品質の低下を招いてしまうという課題もありました。こうした状況を改善し安定した品質のシステムを提供するために、外部のテストサービスの導入を検討することにしました。
リーダー様今まで十分な検証時間を確保できず、その結果リリース後にバグが頻発していました。特にシステムの機能が増えるにつれ、設定パターンも複雑になり、一つの修正が別の機能に思わぬ影響を及ぼすケースが増えていました。 開発した部分の動作確認は行っていましたが、すべての機能との関連性を事前に把握するのは難しく、想定外のバグが発生することも少なくありませんでした。以前は限られた時間の中で検証を行いリリースすることもありましたが、システムが高度化したことで、より慎重な検証が求められるようになりました。しかし、全機能を網羅的にテストする時間を確保するのは現実的に難しく、どうしても見落としが発生してしまう状況でした。
シニアマネージャー様開発案件が増えればそれに伴い検証作業も増えますが、一方で案件が減った際には、検証にかかるコストも抑えたいと考えていました。そのため、固定費として社内の人員を増やすのではなく、状況に応じて調整が可能な外部サービスを求めていました。 貴社には、この点についてご相談させていただく中で、業務量の増減に応じた最適な検証体制を整えられるよう、親身になってご提案いただきました。また、急な依頼にも対応できるよう、検証人員の確保やコスト調整が可能であり、当社のニーズに合わせた臨機応変な対応をしていただける点も決め手となり、お願いすることにしました。
バグ8〜9割減!臨機応変な検証体制で安定した品質を確保

リーダー様リリース後のバグが大幅に減少しました。仕様の見直しが必要なケースを除けば、開発した機能に関する不具合は、内製検証の時と比べて8〜9割ほど減ったと感じています。感覚的には、リリース後のバグがほとんど発生しなくなったといってもいいほどです。また、以前は検証にかかっていた時間を別の業務に充てられるようになり、業務効率も向上しました。 さらに、再現性の確認も大きな課題でしたが、貴社のチェックにより、不具合の原因を迅速に判断できるようになったのも大きな改善点です。以前は、お客様の環境で発生した問題を再現テストに時間と手間がかかり、再現できないケースもありました。しかし、貴社に依頼することで、再現が難しい問題でも特定が可能になり、再現手順を明確にできるようになりました。これにより、迅速な対応が可能になり、結果として製品の品質向上にもつながっています。
リーダー様開発者自身がテストを行うと、「この動作をしているときに、ここを押すことは普通しないよね」といった先入観が働き、どうしても想定内の操作ばかり試してしまいがちです。また、仕様を決めた本人が検証を担当すると、改修した部分に意識が集中し、他の機能に影響が出ていないかを十分に確認しきれないこともあります。 その点、貴社は先入観を持たず、実際の利用シーンを想定した多角的なテストを行ってくれるため、とても助かっています。開発者は無意識のうちに「問題が出ない使い方」をしてしまうことがありますが、第三者の視点でチェックしてもらうことで、より確実な品質保証ができています。 さらに、検証作業が正確かつスムーズに進むことで、手戻りが減り、リリーススケジュールの遅延も防げるようになりました。こうした点も、導入後に改めて良かったと感じています。
原因不明の不具合を数時間で特定!開発を支える確かな検証力
シニアマネージャー様貴社は、まるで当社の一員のようにテストに取り組んでくれているので、本当に感謝しています。納期に向けてどのように進めるべきかを共有しながら、開発チームと同じ目線でしっかり対応してくれるのが心強いです。また、発生した問題に対しても他人事ではなく自分事として捉え、バグを徹底的に排除しようとする姿勢が素晴らしいですね。こちらがしっかり説明しないと納得してもらえないこともあるほど、製品をより良くするために真剣に検証に取り組んでくれています。その熱意とプロ意識には、本当にありがたく感じています。 印象に残っている出来事として、社内でなかなか再現できなかった不具合を、貴社が発見してくれたことがありました。オーダー端末の設定画面で意図しないレイアウト崩れが発生するという報告があり、社内で何時間も検証しても原因がつかめず、解決の糸口が見えない状態でした。営業に大きな支障をきたすものではなかったものの、店舗スタッフにとってはストレスとなる問題だったため、何とか解決したいと考えていました。そこで貴社に相談したところ、わずか数時間で再現に成功し原因を特定。迅速な対応につなげることができました。
リーダー様貴社は、当社のシステムの複雑さをしっかり理解しており、検証の結果についても具体的なフィードバックを提供してくれるため、開発者として非常に心強く感じています。どの部分を確認したのか、どのように改善すべきかを明確に伝えてもらえるので、開発作業の精度向上にもつながっています。 また、新規開発の検証においても、システムの仕様や前提を正しく把握した上で進めてもらえるため、特定の不具合や問題の再現を依頼すると、迅速に対応してもらえる点も大きな助けになっています。さらに、急なトラブルが発生した際にも状況に応じて柔軟に対応してもらえるため、非常に頼りになる存在です。
リーダー様当社の検証作業には、一定の経験が求められる部分が多くあります。しかし、特定の人しか理解できない状況になると、業務の属人化が進み、継続的な運用に支障をきたす可能性があります。そのため、貴社には今後もナレッジを蓄積し、チーム内でしっかり共有していただけると、検証業務の負担が大きいときでもスムーズに依頼でき、大変助かります。
シニアマネージャー様今後は、テストの品質向上に加え、その効果や費用対効果を社内でより分かりやすく示せる情報があると助かります。検証業務の中でこうした情報を共有しながら、より精度の高い検証を進めていけるとありがたいですね。
未開拓分野への挑戦!店舗システムの進化と海外展開を加速
シニアマネージャー様飲食店の省人化はもちろん、親会社である鈴茂器工と連携し、外食・中食業界の未開拓分野にもサービスを展開していきたいと考えています。また、店舗向けシステムの海外導入にも力を入れており、すでにアジアを中心に約300店舗へ導入を進めています。 当社の強みは、国内のPOSメーカーでは対応が難しい海外展開のサポートができる点です。日系企業からの相談も増えており、今後はマーケティングの面でもこの強みをさらに活かしていく予定です。その際には、貴社にも海外店舗向けシステムの検証などでご協力をお願いすることがあるかもしれませんので、引き続きよろしくお願いいたします。
開発部のシニアマネージャーとリーダーのお二人 ありがとうございました!