一般的なデバッグとテストの違い
デバッグの由来は否定や除去を意味する「de」と、虫を意味する「bug」を組み合わせた単語で、開発したソフトウェアや機械に対し、異常な動作や不具合、誤作動を検出し、原因を特定した上で修正を行う開発活動を示します。
開発されたソフトウェアやシステム機能が仕様通りに機能しているかを検証し、不具合やバグを検出する作業になります。
1.単体テスト(UT)
構成された単体プログラム(ユニットという)の欠陥を発見するため、初期段階でテストを行います。初期段階で発見された欠陥は比較的修正がしやすいので大事なテストとなります。
2.結合テスト(IT)
連結テストとも呼ばれ、単体プログラムを結合させて、正常に動作するかのテストを行います。結合させたことによる問題が出る場合もあります。
3.総合テスト(ST)
単体プログラムを結合し、完成品に近い状態にしてテストを行います。
プログラム間の連携がうまく取れているかが重要で、仕様書通りに機能し、性能も問題なく、欠陥がない状態が望ましいとされています。
4.受け入れテスト(UAT)
承認テストとも呼ばれ、リリース直前に行うテストです。
開発したソフトウェアやシステムが使用できる状態になっているのかチェックします。
5.運用テスト(OT)
導入テストとも呼ばれ、完成品となるソフトウェアやシステムの最終テストを行います。
本番環境やリリース後に近い環境にて、業務手順に沿ってテストをします。
6.保守テスト
製品リリース後に行うテストになります。ソフトウェアの変更、動作環境の変更、新しい環境への移行、システムの入れ替えなど改修作業を行った場合に保守テストが必要になります。
その他 リグレッションテスト
回帰テストや退行テストとも呼ばれ、欠陥が発見され修正した場合やプログラムを変更した場合に全体の影響を確認するテストになります。
プログラムやシステムは機能が複雑に絡んでおり1つ修正を加えるだけで「動いていた機能が動かない」「別の欠陥が発見される」など、関係ない部分にも想定外の不具合が発生することもあるため、大規模なシステム開発やプログラム作成時には重要なテストになります。

ポールトゥウィンのゲームデバッグとソフトウェアテスト
ポールトゥウィンでは、ゲームテストのことを「ゲームデバッグ」と呼んでいます。
これは、お客様と同じ目線に立ち、バグを見つけるだけでなく、ユーザーにとって良いプロダクトをともに作っていこうというサービスの思いが込められた名称となっています。
リリース前にテストの依頼があるのはもちろんですが、リリース後にも機能追加などのバージョンアップによる影響でリリース前確認の際に問題なかった箇所にバグが出ることがあるため、リリース後にもテスト作業が必要になります。

家庭用ゲーム機からスマートフォンアプリ、ぱちんこ遊技機・回胴式遊技機まで、ゲームソフトウェアに関する不具合を検出して報告し、お客様に修正対応していただいたものに対し、修正確認を行い、リリース前の対応を強力的にバックアップいたします。最近では、NFTマーケットプレイスやメタバースなど、新しいプラットフォームも対応。リリース直前のプロダクト状況をカスタマーサポート部門と連携することで、効率的なサービス運用を実現します。
ゲームデバッグ
Webサイトからエンタープライズ、IoT機器・組み込みまで幅広い領域のソフトウェア開発に対し、第三者の視点で客観的にソフトウェアの品質を検証いたします。
レポートにより単純なバグの有無だけでなく、プロダクトの品質や内在するリスクを見える化します。テスト自動化ツール提供も可能です。
ソフトウェアテスト