クラウド環境移行事例
全国に多数の店舗を展開するBtoCサービス運営事業を行っているA社様では、社内システムの急速なデジタル化推進により、システム間でのAPIが乱立・複雑化したことにより、数々の悩みを抱えており、会社の経営面・営業面でのリスクも感じておられました。

・多数のサブシステムが独自にDBを保有していたため、データが一括管理されていない
・多数のサブシステムのDBからETLツールを使用してAmazon Redshift(AWSが提供するデータウェアハウス)にデータ連携していたため、OLTP(オンライン・トランザクション処理)用DBとOLAP(オンライン分析処理)用DBが分離されており、即時性が低い
・データがサブシステム間で切り離されているため、外部システムへのデータ提供や外部システムで生成されたデータの格納が困難
・ビジネス拡大に伴う機能追加・性能向上といった拡張性を確保することが難しく、迅速な業務把握・情報把握による経営判断が実現できない。
・システム障害時、復旧するまでにかかる時間が長くビジネスに与える影響が大きい
・予約システムのデータベースをOracle Cloud(以下OCI)への移行を支援。
・移行対象は、社内基幹システム、PoSシステム、対外WEBシステム。
(約100台+オートスケーリングで100台~200台の運用システム)
OCI上のMySQL マネージド・データベース・サービスを採用し、サブシステムごとに別インスタンスで保持していたDBを統合し、同一インスタンスで統合DBを構築することにしました。移行期間を約1年半かけ、3つのサブシステムをAWSからOCIに移行したことにより、複雑なDB連携やサブシステム間連携による問題が解決しました。3サブシステムを全てOCIに移行し、同様のスペックを実現する構成で50%のコストダウンとパフォーマンスの向上に成功しました。

まとめ
ビジネスに変革を起こす取り組みである「DX (デジタルトランスフォーメーション) 」は、アナログ情報のデジタル化から、データ蓄積環境の整備、組織全体の業務プロセスの最適化などDX実現へ向けたプロセスの中には、求める企業ごとに解決すべき課題は多種多様です。
当社では、DX実現に必要なデジタイゼーション、デジタライゼーションなど、フェーズ毎にお客様の目的に沿った支援サービスをご用意し、導入段階だけでなく、オペレーションの自動化や保守メンテナンスなど、DX実現後の運用フェーズも支援します。詳しくは以下サービスページよりお気軽にお問い合わせください♪