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これからのITインフラを支える「IaaS」とは?PaaS/SaaS との違いについて解説

こんにちは。ポールトゥウィンオウンドメディアチームです。

以前に「DXの実現に向けたクラウド移行」というお話をしましたが、実はクラウドサービスは提供される内容によって、IaaS/PaaS/SaaS  という 3種類に分けられます。

今回はその中でも、インフラ部分を支える「IaaS」についてご紹介します。ちなみに “イアース” と発音します。

コロナ禍でIT環境や働き方が変化しているいま、自社へのIaaS導入を検討する際の参考にしてみてください。


目次[非表示]

  1. 1.はじめに
  2. 2.IaaS とは
  3. 3.IaaS のメリット
  4. 4.IaaS の利用で注意すべきこと
  5. 5.まとめ
    1. 5.1.環境構築・移行サポート


はじめに

クラウドサービスは提供される範囲によって、主に IaaS / PaaS / SaaS という3つの種類に分けられます。



IaaS  ・・・ サーバーやネットワーク、ストレージ等のITインフラの提供。   例 Amazon EC2 など

PaaS ・・・ ソフトウェア開発へのプラットフォーム(Platform)環境の提供。  例 Azure App Service など

SaaS ・・・ パッケージ製品としたアプリやソフトウェア(Software)の提供。    例 Google Workspace など


IaaS とは

「Infrastructure as a Service(=サービスとしてのインフラ)」の略語です。

前述のとおり、ITシステムの稼働に不可欠なサーバーやネットワークなどのインフラ基盤をインターネット経由でサービスとして提供する利用形態を指します。カスタマイズ性が高いサービス形態であり、データベース管理システムやアプリケーションなどもユーザーが選んで構築することができます。


IaaS のメリット

◇自由度の高さ 

本サービスで提供されるのはインフラ機能のみなので、システムの開発や構築の際には利用したいアプリケーションやミドルウェアなど、自由なカスタマイズが可能となります。IaaSを利用することで、自社のビジネス特性にあわせた基盤構築やシステム稼働ができるため、各企業が自分たちの強みを発揮しやすいシステムを実現しやすくなります。

◇拡張性と柔軟性

例えば、サーバーの増強や負荷の分散などで容量が必要となっても、                                                                                   仮想サーバーを追加で契約するだけで、必要なときに必要なだけ迅速に拡張することが出来ます。また、システムが不要になった場合も物理的な廃棄等を考える必要がなく、簡単に停止や契約解除することができます。利用する状況にあわせたスケールアップ・ダウンに柔軟に対応します。


IaaS の利用で注意すべきこと

IaaSはアプリケーションや自社構築のプラットフォーム等に関しては、ユーザー側でセキュリティのメンテナンスやシステム更新をする必要があります。インターネットを利用する場合の不正アクセスの危険性、社外からのアクセス管理など、どのようなセキュリティリスクがあるのかは十分に注意しましょう。

昨今はクラウド事業者側でも、様々なセキュリティ対策サービスをIaaSユーザー向けに提供しています。脆弱性診断やWAF構築、二段階認証など、対策には欠かせない機能も含まれていますので、IaaSの導入時にはあわせて検討してみてはいかがでしょうか。


まとめ

IaaSはセキュリティ対策やメンテナンスに伴い、取り扱いへの知識・スキルも必要となりますが、その反面で自由度が高く、とても魅力的なクラウドサービスです。サービスの特性をうまく取り入れて、自社システムの見直しや開発・運用の効率化に繋げていきましょう。

なお当社では、大容量ストレージから最新のセキュリティ対策まで、ビジネスに必要な機能を有する企業向けIaaS 「Z.com Cloud」の提供を行っております。

「Z.com Cloud」は GMOインターネット株式会社が提供するクラウドサービスであり、同社が多種多様なお客様のビジネス課題に真摯に向き合い蓄積を続けてきたノウハウが反映されております。幅広いラインアップを取り揃えた仮想サーバーをはじめ、WAF/DDoS対策/脆弱性診断など、必要に応じたセキュリティ機能もご利用いただけます。

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