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DX実現プロセスの課題を解決!クラウド移行の支援事例


目次[非表示]

  1. 1.はじめに
  2. 2.クラウド環境移行事例
    1. 2.1.課題
    2. 2.2.当社での支援内容
    3. 2.3.移行による効果
  3. 3.まとめ


はじめに

こんにちは、ポールトゥウィンオウンドメディアチームです!

「DX実現プロセスの課題を解決 DX関連事例のご紹介では、ECモール運営事業者様の運用プロセス改善、RPA導入に関する事例をご紹介しましたが、今回は、BtoCサービス運営事業者様のクラウド環境移行支援に関する支援事例をご紹介いたします。


クラウド環境移行事例

全国に多数の店舗を展開するBtoCサービス運営事業を行っているA社様では、社内システムの急速なデジタル化推進により、システム間でのAPIが乱立・複雑化したことにより、数々の悩みを抱えており、会社の経営面・営業面でのリスクも感じておられました。


課題

・多数のサブシステムが独自にDBを保有していたため、データが一括管理されていない

・多数のサブシステムのDBからETLツールを使用してAmazon Redshift(AWSが提供するデータウェアハウス)にデータ連携していたため、OLTP(オンライン・トランザクション処理)用DBとOLAP(オンライン分析処理)用DBが分離されており、即時性が低い

・データがサブシステム間で切り離されているため、外部システムへのデータ提供や外部システムで生成されたデータの格納が困難

・ビジネス拡大に伴う機能追加・性能向上といった拡張性を確保することが難しく、迅速な業務把握・情報把握による経営判断が実現できない。

・システム障害時、復旧するまでにかかる時間が長くビジネスに与える影響が大きい


当社での支援内容

・予約システムのデータベースをOracle Cloud(以下OCI)への移行を支援。

・移行対象は、社内基幹システム、PoSシステム、対外WEBシステム。

(約100台+オートスケーリングで100台~200台の運用システム)


移行による効果

OCI上のMySQL マネージド・データベース・サービスを採用し、サブシステムごとに別インスタンスで保持していたDBを統合し、同一インスタンスで統合DBを構築することにしました。移行期間を約1年半かけ、3つのサブシステムをAWSからOCIに移行したことにより、複雑なDB連携やサブシステム間連携による問題が解決しました。3サブシステムを全てOCIに移行し、同様のスペックを実現する構成で50%のコストダウンとパフォーマンスの向上に成功しました。


まとめ

ビジネスに変革を起こす取り組みである「DX (デジタルトランスフォーメーション) 」は、アナログ情報のデジタル化から、データ蓄積環境の整備、組織全体の業務プロセスの最適化などDX実現へ向けたプロセスの中には、求める企業ごとに解決すべき課題は多種多様です。

当社では、DX実現に必要なデジタイゼーション、デジタライゼーションなど、フェーズ毎にお客様の目的に沿った支援サービスをご用意し、導入段階だけでなく、オペレーションの自動化や保守メンテナンスなど、DX実現後の運用フェーズも支援します。詳しくは以下サービスページよりお気軽にお問い合わせください♪



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